『織り人』製品の中には、小さな花をモチーフにした刺繍文様をつかったものがあります。
モン(Hmong)族の人たちの文様は、昔も今も、花をモチーフにしたものが多くあります。それは、家や田畑のまわり、村のいたるところで見かけるもので、モン族の人たちにとって、花はとても身近なものだからです。
焼き畑の後に芽吹く小さな白い花、森林の木の下に顔を出す黄色い小さな花、村の中の道沿って並ぶ薄むらさきの小さな花、どれも普段の生活に溶け込んで見落としてしまいそうな小さな花。
モン族人たちは、気に入ったきれいな花があると、家のまわりや、家庭菜園用の畑の中にそっと植えたりしています。
そんな小さな花をモチーフにしたのが、この小花柄の刺繍。刺繍糸の色合いにより、明るくかわいらし印象になったり、落ち着いたシックなものになったり。
ぎっしりと布一面に刺繍をすることを好むモン族の人たちの刺繍の中では、少し違った印象がある柄です。
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