『織り人(Orijin)』が事業を進めるにあたって目指していく3つの ”ものづくり”。そして、常に心がけていく ”ものづくり” のかたちとは。
1.今の仕事を続けられる ”ものづくり”
都市のスラム地区で働く人たち、難民キャンプで暮らさざるをえない人たちなど、 厳しい環境におかれている人たちが、継続して仕事を続けていくことができる ”ものづくり” を目指します。
⇒難民キャンプ内または難民キャンプ周辺で作られている製品を購入し、販売していきます。
2.新しいことに挑戦していける ”ものづくり”
厳しい環境から抜け出し、新たな挑戦をする今を一生懸命生きる人たちを応援する ”ものづくり” を目指します。
⇒それぞれの民族出身の人たちが、自らの伝統技術をいかした製品づくりをおこない、販売していきます。
3.今の時代に合った ”ものづくり”
美術館のガラスケースに飾られるような ”もの” を目指しているのではありません。
大切に、大事に、引き出しに思わずしまってしまうような ”もの” をつくるのでもありません。
今の時代に合った実用的な ”ものづくり” を目指します。
⇒実用的で、身近に使っていただけるような ”もの” をデザインし、つくっていきます。
『織り人(Orijin)』の心
『織り人』は、伝統的な織りや刺繍技術を通して、アジアの民族文化の起源(Origin)を次世代に伝承し、その技術をいかすことによって、今を生きる人たちが不安のない生活を送ることができるようになることを目指します。
そのために、『織り人』が心がけていくことは、
■ 安定した仕事を提供できるように、定期的な、継続した商品のオーダーをすること。
そのためには、みなさまに気に入っていただけるような、”売れるものづくり” をしていかなくてはなりません。
製品の魅力だけでなく、その背景にある「つくる人」たちのこと、それぞれの民族の歴史など、一つひとつの製品の背景にあるストーリーまでをも伝えていきながら、オンラインショップや店頭販売などを通して、たくさんの方にご覧いただく機会をつくっていきます。
■ ”ものづくり” の技術やアイデアに見合った対価(適正価格)、「つくる人」の提示する価格で買い取ること。
これは、「つくる人」自身が、自分たちのつくったものが、どれくらいの価値のあるものなのかをわかっていないといけません。
製品をひとつ作るために、「材料費はいくら」「人件費はいくら」・・・、仕事を継続していくために必要な経費について、きちんと考えられた価格でなければなりません。そうして考え出された価格で買い取りするよう心がけます。
しかしそれは、「つくる人(生産者)」だけでなく、「うる人(織り人)」そして「かう人(お客さま)」、ひとつの製品にかかわるすべての人たちが、共に ”しあわせ” になるための価格でなければなりません。
お互いの状況を把握し合いながら、本当の意味の ”適正” 価格を目指していきます。
⇒『織り人(Orijin)』の価格設定について
■ 新たな商品開発に挑戦できるような情報や技術、サンプルデザインのアイデア等を提供すること
「日本では、今、こんなデザインが流行っている」とか、「この布とこの刺繍で、こんなデザインのものをつくってみて」…、というようなやり取りを続けることによって、「つくる人(生産者)」たちが『織り人』との ”ものづくり” 通して、自分たちで新しいアイデアを持ち、自ら考え、取り組んでいけるような環境づくり、そして、「つくる人」たちが次へのステップに挑戦するきっかけを得ることができるようになることを心がけます。
■ 誠実に事業に取り組むことにより、「つくる人(生産者)」、「かう人(お客さま)」のしあわせのみならず、「うる人(織り人)」の発展と未来のものづくりにつながること。
『織り人』にかかわるすべての人たちのしあわせのためには、まず『織り人』が、ずっと続いていくことが何より大切で、重要なことです。そのために、誠実に、よい ”ものづくり” を続けていけるように、がんばっていきたいと思います。
⇒『織り人(Orijin)』のオンラインショップはこちら http://orijin.shop/