2年前の旧正月の頃、ちょうどタイ北西部の町に滞在している時に、近くのリス族の村で新年のお祭りがあると聞き、行ってみることにしました。
お祭りがあるというリス族の村をなんとか探し出し、村の中の会場に到着すると、お祭り準備の真っ只中。女性陣は、山のような野菜をきざむのに忙しく、男性陣は、大量の肉と格闘し、黙々と包丁を動かしていました。
その肉を、墨で焼いたり、油で揚げたり…。
別のテーブルでは、きざんだ野菜や肉を使って、リス族の伝統料理を作っていました。
料理の準備をしている間に、続々と村人が集まり、広場の方からは音楽が流れはじめ、集まった人たちが徐々に踊り始めました。
そうしているうちに、広場の隣りのテーブル席には、新年の料理が並び、集まった人たちが食べ始めます。ひと踊りした人たちが食事の輪に加わり、食事を終えた人たちが踊りの輪に加わり…、リス族のお正月の踊りは、この後夜通し、次の日の明け方まで続くのだそう…。
その日の前日も、明け方までまで踊り続けていたといいます。音楽に合わせ、輪になって、歌い、踊るリス族の新年のお祭りが数日間、こうして続いていきます。